レトリック用例集

No. 106- 125


106「自分は事務所へ通う動物のごとく暮らしていた」(夏目漱石『行人』)提喩的直喩

106-A19-B29-C00-a29-b13-c06-i20-ii23-iii05-イ26-ロ18-ハ04-*02(記入漏れ02)

107「ときに、きみはやはりあのハムレットのうちへ行くのか」(夏目漱石『虞美人草』)

107-A06-B33-C09-a11-b19-c18-i08-ii27-iii13-イ18-ロ18-ハ12-*01(記入漏れ02)

108「一両の車はクレオパトラの怒りを乗せて、韋駄天のごとく新橋から駆けてくる」(夏目漱石『虞美人草』)

108-A26-B16-C06-a28-b13-c07-i23-ii23-iii02-イ14-ロ27-ハ07-*04(記入漏れ02)

109「倫理の先生は、丹波のササ山を連れて、表門から落雲館へ引き上げる」(夏目漱石『吾輩は猫である』)

109-A08-B32-C08-a13-b20-c15-i09-ii28-iii11-イ11-ロ27-ハ10-*00(記入漏れ02)

110「母親がめでたくあの世に引越して小一年、ようやく遺品の整理がすんで、わたしのもとへ一冊の手帳が返ってきた」(井上ひさし『ニホン語日記』)美化法

110-A28-B17-C03-a31-b09-c08-i20-ii19-iii09-イ17-ロ27-ハ04-*09(記入漏れ02)

111「追いかけようにも、小用が済まないから、放尿器を仕舞い込むわけにはいかないのである」(井上ひさし『新釈遠野物語』)婉曲語法

111-A21-B22-C05-a27-b10-c11-i34-ii09-iii05-イ10-ロ30-ハ08-*04(記入漏れ02)

112「叔父は三年後に腸の癌を患い、体中をずたずたに切り裂かれ、体の入口と出口にプラスチックのパイプを詰め込まれたまま苦しみ抜いて死んだ。最後に会った時、彼はまるで狡猾な猿のようにひどく赤茶けて縮んでいた」(村上春樹『風邪の歌を聴け』)美化法

112-A43-B02-C03-a31-b09-c08-i13-ii32-iii03-イ20-ロ21-ハ07-*06(記入漏れ02)

113「きくところによると、その疲れを知らない健脚ばあさんは、ガーデン・パーティーを催すそうですが、私ならそれを下水道散歩奨励会と呼ぶでしょうね」(プルースト『失われた時を求めて』)換言

113-A23-B21-C04-a10-b27-c11-i29-ii13-iii06-イ37-ロ07-ハ04-*02(記入漏れ02)

114「そのあずま屋のなかにはイギリスではラヴァボと呼ばれているのに、フランスでは生かじりのイギリスかぶれがワーテル・クロゼットと呼んでいるものが最近に設けられていた」(プルースト『失われた時を求めて』)換言

114-A06-B36-C06-a19-b17-c12-i07-ii29-iii12-イ18-ロ17-ハ13-*00(記入漏れ02)

115「何か面白い話はないか」「なんぞ、おもろい話おまへんか」小説のネタにしようとして、ぼくはよく人にそう聞く」(筒井康隆『狂気の沙汰も金次第』)換言

115-A13-B28-C07-a21-b19-c08-i17-ii23-iii08-イ05-ロ36-ハ07-*01(記入漏れ02)

116「そんなこといったって、私は何も(聖人じゃない、というのかと思っていたら)天使じゃないんだから」ホモの女役の司祭の言葉(プルースト『失われた時を求めて』)

116-A16-B26-C06-a16-b23-c09-i24-ii19-iii05-イ22-ロ20-ハ06-*00(記入漏れ02)

117「一秒間に地球の回りをより多く回転する力は電流ではなく苦痛である」(プルースト『失われた時を求めて』)

117-A30-B16-C02-a30-b11-c07-i19-ii23-iii06-イ17-ロ20-ハ11-*07(記入漏れ02)

118「書き足しの原稿をそこいらにピンで張付けておいて、私は自分の書物を作りあげるだろう――カテドラルのようになどとはあえて揚言しないが、ただわずかに着物を縫いあげるようにだ」(プルースト『失われた時を求めて』)

118-A13-B27-C08-a20-b18-c10-i07-ii30-iii11-イ09-ロ26-ハ13-*03(記入漏れ02)

119「[彼女が眠気に勝てないという]この最後の仮説は音楽的ではない規則的な音が一瞬彼女の実在を感じさせたというものであったが、すぐにそれはヴェルデュラン夫人のではなく彼女のめす犬のいびきから生じたものであることに気づいた」(プルースト『失われた時を求めて』)訂正

119-A13-B29-C06-a17-b19-c12-i19-ii22-iii07-イ19-ロ20-ハ09-*02(記入漏れ02)

120「[カンブルメール氏の]その鼻はみっともなくはなかった、むしろその大きさのために、りっぱすぎ、たくましすぎ、いばりすぎていた」緩叙法

120-A26-B20-C02-a35-b09-c04-i31-ii13-iii04-イ30-ロ12-ハ06-*05(記入漏れ02)

121「ロベールは百度もやましくなかった。しかし事情は常にひどくこみいったものなので、百度もやましくない人間が一度はやましかったということになりうる」(プルースト『失われた時を求めて』)

121-A12-B29-C07-a24-b15-c09-i10-ii29-iii09-イ17-ロ20-ハ11-*00(記入漏れ02)

122「孝が利雄の腕を枕にして、「いんちき」と口を尖らせたような口調になった。利雄はしつっこく続けた。「きょうだい」孝の返事はもうなかった。返事のかわりに、利雄の腕の上で孝の頭が重くなった」(井上ひさし『四十一番の少年』)転喩

122-A11-B30-C07-a23-b14-c11-i07-ii29-iii12-イ07-ロ31-ハ10-*02(記入漏れ02)

123「秀吉はつねにおのれの本心を首筋の血管のように露呈している男であり、つねに本気であり、たとえうそをつくときでも本心からうそをつけるめずらしい種類の男であった」(司馬遼太郎『豊臣家の人々』)逆説

123-A26-B17-C05-a34-b06-c08-i18-ii26-iii04-イ19-ロ23-ハ06-*07(記入漏れ02)

124「プロットはもちろん、ギャグの大半を考え、枚数計算をしてから書き始める。「つい筆がすべった」部分を挿入する場所も決めておく」(筒井康隆「筒井康隆に25の質問」)

124-A20-B25-C03-a28-b15-c05-i27-ii18-iii03-イ12-ロ33-ハ03-*01(記入漏れ02)

125「三四郎はカバンの中から帳面を取り出して、日記をつけだした。書くことも何もない。女がいなければ、書くことがたくさんあるように思われた。すると、女は、「ちょっと出てまいります」といって、へやを出ていった。三四郎はますます日記が書けなくなった」(夏目漱石『三四郎』)逆説

125-A16-B26-C06-a27-b13-c08-i17-ii23-iii08-イ15-ロ25-ハ08-*02(記入漏れ02)