3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 中学校理科との関連を考慮しながら、化学の基本的な概念の形成を図るとともに、化学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 「探究活動」においては、各項目の学習活動と関連させながら観察、実験を行うとともに、観察、実験を通して、仮説の設定、実験の計画、実験による検証、データの解釈など、化学的に探究する方法を習得させ、創意ある研究報告書を作成させること。その際、多様な教材と組み合わせて、適宜コンピュータの活用を図ること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容(1)のイの(ア)については、ボーアモデルにとどめること。電子配置については、周期表の第3周期までの元素及びアルカリ金属元素、ハロゲン元素、希ガス元素を対象とする程度にとどめること。ウについては、電気陰性度を扱う場合は、第2周期の元素及びハロゲン元素について大小関係を示すにとどめ、金属結合については触れる程度とすること。エの(ア)の気体については、定量的な分子運動論は扱わないこと。固体について結晶を扱う場合は、結晶中の原子又はイオンの配列を扱うにとどめること。(ウ)については沸点上昇、凝固点降下及び浸透圧は、定量的な扱いはしないこと。
イ 内容の(2)のアについてはナトリウム、カルシウム、アルミニウム、銅、銀、鉄、ハロゲン、硫黄、窒素が関係する物質及びイオンを中心に扱うこと。なお、金属イオンの系統的分離は扱わないこと。また、代表的な無機物質については、化学工業との関連にも触れること。イについては、配座異性体は扱わないこと。また、反応及び構造に関連して該当する箇所で、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ナイロンにも触れること。イの(イ)については、アルコール、フェノール類、エーテル、カルボニル化合物、カルボン酸、エステルを中心に、その代表的な物質を扱うこと。なお、油脂のけん化価及びヨウ素価は扱わないこと。(ウ)については、アニリンを中心に扱い、アミノ化合物、ニトロ化合物については、その代表的な物質を扱うこと。
ウ 内容の(3)のアの(ア)については、酸、塩基の強弱は定性的な扱いにとどめるが、pHの実用性にも触れること。(イ)については、酸、塩基の規定度は扱わないこと。イの(ア)については、電子の授受を中心に扱い、代表的な酸化剤、還元剤に触れること。また、金属のイオン化傾向についても触れること。(イ)については、ファラデーの法則を中心に扱うこと。(ウ)については、化学反応による電気エネルギーの発生を中心に扱うこと。ウの(ア)については、反応において発生又は吸収する熱量と物質量との関係を扱い、溶解度にも触れること。(イ)については、ヘスの法則を中心に扱うこと。
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第7 化学U
1 目 標
化学的な事物・現象についての観察、実験や課題研究などを行い、化学的に探究する能力と態度を育てるとともに基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的な自然観を育成する。
2 内 容
(1)反応の速さと平衡
ア 反応の速さ
(ア)速い反応と遅い反応
(イ)触媒
イ 化学平衡
(ア)可逆反応と化学平衡
(イ)化学平衡の移動
(2)高分子化合物
ア 天然高分子化合物
イ 合成高分子化合物
(3)課題研究
ア 特定の化学的事象に関する探究活動
イ 化学の歴史的実験例の研究
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 「化学TB」との関連を考慮しながら、化学の基本的な概念の形成を図るとともに、化学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 内容の(3)については、ア及びイの中から1以上の適当な課題を設けて研究を行い、創意ある研究報告書を作成させるとともに、研究を行うに当たっては、仮説の設定、実験の計画、実験による検証、データの解釈など、化学的に探究する方法を習得させ、問題解決の能力を育成すること。その際、解決すべき課題についての情報の検索、計測、結果の集計・処理などに、適宣コンピュータなどを活用させること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(ア)については、反応の速度が濃度、温度、触媒などにより影響を受けることを代表的な事例を通して定性的に扱うこと。(イ)については、化学工業との関連についても触れること。イの(ア)については、その概念の理解を中心に定量的な扱いはごく簡単な系を扱うにとどめること。また、水素イオン濃度についても触れること。(イ)については、ルシャトリエの原理を中心に扱うこと。
イ 内容の(2)のアについては、炭水化物とタンパク質を中心に、分子量の小さな物質との違いを構造及び性質の面から扱うこと。また、天然ゴムにも触れること。イについては、代表的な合成高分子化合物を扱い、構造と用途との関係にも触れること。
ウ 内容の(3)については、内容の(1)、(2)及び「化学IB」と関連させて扱うこと。アについては、化学的な事象に関する応用的、発展的な観察、実験を行うこと。イについては、科学の歴史における著名な実験の再現などを行い、原理・法則の確立の経緯とも関連付けて扱うこと。
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第8 生物IA
1 目 標
日常生活と関係の深い生物、人間及び生物現象に関する探究活動を通して、科学的な見方や考え方を養うとともに生物、生物現象及び生物学の応用についての理解を図り、科学技術の進歩と人間生活とのかかわりについて認識させる。
2 内 容
(1)人間の生活と生物
ア 日常生活と生物
イ 自然のなかの人間
(2)生物としての人間
ア ヒトの特徴
イ ヒトの行動
(3)生命を維持する働き
ア 食物と代謝
イ からだの調節
(4)親から子へ
ア ヒトの一生
イ ヒトの遺伝
(5)生物学の進歩と人間生活
ア 微生物の利用
イ 品種の改良
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 中学校理科との関連を十分考慮するとともに、生物、生物現象及び生物学の応用についての理解を無理なく行わせ、科学的な見方や考え方を育成すること。
イ 内容の(1)から(5)までのうち、(1)はすべての生徒に履修させ、(2)、(3)、(4)及び(5)についてはそれらの中から2以上を、生徒の興味、関心などに応じて選択させること。
ウ 履修させる内容の学習活動と関連させて、日常生活と関係の深い生物、人間及び生物現象についての観察、実験を行わせること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアについては、日常生活に利用されている生物や環境衛生上問題になる生物などについて身近な例を扱うが、羅列的な扱いはしないこと。イについては、食物連鎖や物質循環などを人間とのかかわりに重点をおいて平易に扱い、環境保全についても触れること。
イ 内容の(2)のアについては、ヒトの形態的な特徴や系統的位置などを他の動物との比較を通して扱うこと。イについては、ヒトの行動を日常の経験と関連させて生物学的な観点から扱うが、脳の働きや構造に触れる場合は、詳細な扱いはしないこと。
ウ 内容の(3)のアについては、食物を体物質の代謝と関連させて扱うが、代謝については平易に扱い、栄養素や消化酵素などの羅列的な扱いはしないこと。イについては、ヒトの恒常性維持の仕組みを代表的な例に基づいて理解させる程度にとどめ、ホルモンや神経系の羅列的な扱いはしないこと。また、生体防御については、免疫を中心に初歩的な事項にとどめること。
工 内容の(4)のアについては、ヒトの受精、発生、成長及び老化を中心に扱うが、発生の過程やその仕組みについての詳細な扱いはしないこと。イについては、ヒトの遺伝現象を染色体や遺伝子と関連させて平易に扱うこと。
オ 内容の(5)のアについては、微生物の利用を生物学の進歩と関連させて扱うが、食料生産や医療の分野における遺伝子組換えなどの応用については、初歩的な事項にとどめること。イについては、品種の改良を生物学の進歩と関連させて扱うが、組織培養、細胞融合などの応用については、初歩的な事項にとどめること。
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第9 生物IB
1 目 標
生物や生物現象についての観察、実験などを行い、生物学的に探究する能力と態度を育てるとともに基本的な概念や原理・法則を理解させ、科学的な自然観を育成する。
2 内 容
(1)生物体の構造と機能
ア 細胞
(ア)細胞の構造と機能
(イ)細胞の増殖
(ウ)単細胞生物と多細胞生物
イ 代謝
(ア)生物体内の化学反応と酵素
(イ)同化
(ウ)異化
ウ 生物体の構造と機能に関する探究活動
(2)生命の連続性
ア 生殖と発生
(ア)減数分裂と生殖細胞の形成
(イ)生殖と生活環
(ウ)発生とその仕組み
イ 遺伝と変異
(ア)遺伝の法則
(イ)遺伝子と染色体
(ウ)変異
ウ 生命の連続性に関する探究活動
(3)生物と環境
ア 生物の反応と調節
(ア)刺激の受容と動物の行動
(イ)内部環境とその恒常性
(ウ)植物の反応と調節
イ 生物の集団
(ア)生物の集団とその変動
(イ)生態系と物質循環
(ウ)自然界の平衡と環境の保全
ウ 生物と環境に関する探究活動
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 中学校理科との関連を考慮しながら、生物学の基本的な概念の形成を図るとともに、生物学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 「探究活動」においては、各項目の学習活動と関連させながら観察、実験を行うとともに、観察、実験を通して、仮説の設定、推論、分類、対照実験、測定、数的処理、データの解釈など、生物学的に探究する方法を習得させ、創意ある研究報告書を作成させること。その際、多様な教材と組み合わせて、適宜コンピュータの活用を図ること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(イ)については、体細胞分裂による細胞の増殖を中心に扱うが、細胞の分化についても触れること。(ウ)については、生物の多様性と共通性に着目し、組織、器官にも触れるが、基本的事項にとどめ、羅列的な扱いはしないこと。また、原核生物やウイルスを扱う場合は、それらの存在を指摘する程度にとどめること。イの(ア)において、酵素を扱うに当たっては、羅列的な扱いはしないこと。(イ)については、光合成を中心にその仕組みが解明された過程に重点をおいて扱うが、実験データ等の資料を使用する場合は、平易なものにとどめること。(ウ)については、呼吸の意義とその仕組みを中心に扱うが、解糖系、クエン酸回路、水素伝達系の詳細な扱いはしないこと。
イ 内容の(2)のアの(イ)については、生殖方法や生活環の様式の羅列的な扱いはしないこと。(ウ)については、発生の様式の羅列的な扱いはしないこと。また、発生の仕組みを扱うに当たっては、探究の過程に重点を置き、形成体の働きを中心に平易に扱うこと。イの(イ)については、遺伝子の連鎖と組換えも扱うが、二重乗換えには触れないこと。また、遺伝子の本体を取り上げる場合は、遺伝子の本体がDNAであることに触れる程度にとどめ、DNAの分子構造は扱わないこと。
ウ 内容の(3)のアの(ア)については、神経の興奮や筋肉の収縮についても触れるが、初歩的な事項にとどめること。動物の行動については、初歩的な事項にとどめ、探究的に扱うこと。(イ)については、恒常性維持の原理を代表的な例に基づいて理解させる程度にとどめ、羅列的な扱いはしないこと。イの(ア)については、環境と生物の関係、植物群落とその遷移、動物の集団とその変動を扱うが、基本的な事項にとどめ、羅列的な扱いはしないこと。(イ)については、食物網についても触れるが、基本的な事項にとどめること。その際、観察データ等の資料を使用する場合には、平易なものを扱うこと。
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第10 生 物 U
1 目 標
生物や生物現象についての観察、実験や課題研究などを行い、生物学的に 探究する能力と態度を育てるとともに基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的な自然観を育成する。
2 内 容
(1) 生物現象と分子
ア 生物体の機能とタンパク質
(ア)代謝と酵素
(イ)生体防御とタンパク質
イ 形質発現と核酸
(ア)遺伝情報とその発現
(イ)形質発現の調節
(2)生物の進化と系統
ア 生物の進化
(ア)生物界の変遷
(イ)進化の仕組み
イ 生物の系統と分類
(ア)生物の系統
(イ)生物の分類
(3)課題研究
ア 特定の生物や生物現象に関する探究活動
イ 自然環境についての調査
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 「生物IB」との関連を考慮しながら、生物学の基本的な概念の形成を図るとともに、生物学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 内容の(3)については、ア及びイの中から1以上の適当な課題を設けて研究を行い、創意ある研究報告書を作成させるとともに、研究を行うに当たっては、仮説の設定、推論、分類、対照実験、測定、数的処理、データの解釈など、生物学的に探究する方法を習得させ、問題解決の能力を育成すること。その際、解決すべき課題についての情報の検索、結果の集計・処理などに、適宜コンピュータなどを活用させること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(ア)については、ATP生成の仕組みや筋収縮の仕組みなどを扱うが、詳細な扱いはしないこと。(イ)については、生体防御がタンパク質の特異性に基づいていることを中心に扱うこと。イの(ア)については、遺伝情報、遺伝子の複製、形質発現などを核酸の構造と機能という立場から平易に扱うこと。(イ)について、形態形成やバイオテクノロジーの基礎的な事項は、初歩的に扱うにとどめること。
イ 内容の(2)のアの(ア)については、生命の起源及び進化の過程の概要を扱う程度にとどめ、羅列的な扱いはしないこと。(イ)については、進化の証拠やその要因などを扱い、集団遺伝に触れる場合は、初歩的な事項にとどめること。イの(イ)については、生物の系統との関係を理解する上で必要な程度にとどめ、羅列的な扱いはしないこと。
ウ 内容の(3)については、内容の(1)、(2)及び「生物IB」と関連させて扱うこと。アについては、生物や生物現象に関する発展的、継続的な観察、実験を行うこと。イについては、野外の生物に関する調査・研究などを行うこと。
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第11 地学TA
1 目 標
日常生活と関係の深い地学的な事物・現象に関する探究活動を通して、科学的な見方や考え方を養うとともに地学的な事物・現象や地学の応用についての理解を図り、科学技術の進歩と人間生活とのかかわりについて認識させる。
2 内容
(1)身の回りの地学
ア 自然の風景
イ 建造物と岩石
ウ 身近な鉱物
(2)天体の運行と人間生活
ア 時間と時刻
イ 季節と暦
(3)資源と人間生活
ア エネルギー資源
イ 地下資源
ウ 海洋資源
エ 宇宙からの資源探査
(4)地球の活動と災害
ア 気象とその災害
イ 火山とその災害
ウ 地震とその災害
エ その他の災害
(5)地球と人間
ア 地球の環境と人間
イ 地球環境の変化と保全
3 内容の取扱い
(1)内容の構成およびその取扱いにあたっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 中学校理科との関連を十分に考慮するとともに、地学的な事物・現象や地学の応用のついての理解を無理なく行わせ、科学的な見方や考え方を育成すること。
イ 内容の(1)から(5)までのうち、(5)はすべての生徒に履修させ、(1)、(2)、(3)及び(4)についてはそれらの中から2以上を、生徒の興味、関心などに応じて選択させること。
ウ 履修させる内容の学習活動と関連させて、日常生活と関係の深い地学的な事物・現象についての観察、実験を行わせること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアについては、地学現象の特徴を示す代表的な風景を中心に扱い、海底の景観にも触れること。イについては、石材に用いられる岩石の成因と種類、主な鉱物組成などを平易に扱うこと。ウについては、代表的な鉱物、宝石を取り上げ、それらの産状や物理的性質の幾つかを平易に扱うこと。
イ 内容の(2)のアについては、天球上の太陽や恒星の位置及び運行を中心に扱うこと。イの暦については、地球、月、太陽の位置関係や運行周期を基にした太陰暦、太陽暦に触れる程度にすること。
ウ 内容の(3)のアについては、太陽放射の熱エネルギー、化石燃料及び核燃料のエネルギーを中心に扱うこと。イについては、代表的な金属資源鉱物や、非金属鉱物資源について扱うこと。ウについては、海底の資源物質や海水中の有用物質を平易に扱うこと。エについては、人工衛星や宇宙探査機からのリモートセンシングに触れ、資源や環境に関する情報の判読、活用の方法を平易に扱うこと。
エ 内容の(4)のア、イ及びウについては、災害にかかわる気象、火山及び地震について取り上げ、それぞれの事象の概要、災害の事例、予知・予測及び防災にも触れるが、羅列的な扱いはしないこと。
オ 内容の(5)のアについては、惑星としての地球の環境を中心に扱い、人間とのかかわりにも触れること。イについては、人間の生存にとって必要な自然環境の保全について、地学的な観点から平易に扱うこと。
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第12 地学TB
1 目 標
地学的な事物・現象についての観察、実験などを行い、地学的に探究する能力と態度を育てるとともに基本的な概念や原理・法則を理解させ、科学的な自然観を育成する。
2 内 容
(1)宇宙の中の地球
ア 惑星としての地球
(ア)地球の概観
(イ)地球の運動
イ 太陽と恒星
(ア)太陽の形状と活動
(イ)恒星の放射
(ウ)恒星の進化
ウ 宇宙の中の地球に関する探究活動
(2)地球の構成
ア 大気と水
(ア)地球の熱収支
(イ)大気の性質と運動
(ウ)海水と陸水
イ 地球の内部
(ア)地球内部の構造
(イ)地殻の構成物質
(ウ)地球内部のエネルギー
ウ 地球の構成に関する探究活動
(3)地球の歴史
ア 地質時代の編年
(ア)地層と化石
(イ)岩石の年齢
イ 地殻と生物の変遷
(ア)地殻構造と地殻変動
(イ)生物界の変遷
(ウ)大陸と海洋底の動き
ウ 地球の歴史に関する探究活動
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 中学校理科との関連を考慮しながら、地学の基本的な概念の形成を図るとともに、地学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 「探究活動」においては、各項目の学習活動と関連させながら観察、実験を行うとともに、観察、実験を通して、仮説の設定、推論、分類、測定、数的処理、データの解釈、資料の活用など、地学的に探究する方法を習得させ、創意ある研究報告書を作成させること。その際、多様な教材と組み合わせて、適宜コンピュータの活用を図ること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容(1)のアの(ア)については、地球の形、海陸の分布、地表の起伏及び太陽系の各天体の特徴にも触れるが、ジオイド、重力及び地磁気についての詳細な扱いはしないこと。(イ)については、地球の自転及び公転とその証拠並びに惑星の運動を中心に扱うこと。イの(ア)については、地球に及ぼす影響にも触れ、核融合反応については概略にとどめること。(イ)および(ウ)については、HR図を中心に平易に扱うこと。
イ 内容の(2)のアについては、水の三態変化や各種の気象及び地形の変化が太陽の放射エネルギーを原動力として起きていることを地球的規模で扱うこと。(イ)については、大気中の水及び風の吹き方を中心に扱い、日本の気象にも触れること。イの(ア)については、地球内部の層構造、物質及び状態を中心に扱い、プレートの概念についても触れること。(イ)については、岩石を中心に扱い、鉱物については主要なものにとどめ、結晶系は扱わないこと。(ウ)については、地殻の熱流量、地震及び火山活動を中心に扱い、そのエネルギー源については平易に扱うこと。
ウ 内容の(3)のアの(イ)については、年代測定の意義を中心に扱うこと。イについては、地殻及び古生物の進化を中心に扱い、原始の地球には深入りしないこと。イの(ア)については、岩石の相互関係や変形、現在及び地質時代の地殻の変動を中心に扱うこと。(イ)については、代表的な示準化石や生物の大進化を中心に扱うにとどめること。(ウ)については、プレートの動きによって説明される主要な地学現象を平易に扱うにとどめること。
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第13 地 学 II
1 目 標
地学的な事物・現象についての観察、実験や課題研究などを行い、地学的に探究する能力と態度を育てるとともに基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的な自然観を育成する。
2 内 容
(1)地球の活動
ア 地球の進化
(ア)原始の地球
(イ)プレートの動き
イ 地球の環境
(ア)地球に働く力
(イ)高層の大気
ウ 日本列島の変遷
(ア)島弧としての日本列島
(イ)日本列島の地史
(2)宇宙の構成
ア 銀河系
(ア)銀河系の構造
(イ)銀河系の運動
イ 銀 河
(ア)銀河の形状
(イ)宇宙の進化
(3)課題研究
ア 特定の地学的事象に関する探究活動
イ 自然環境についての調査
3 内容の取扱い
(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
ア 「地学IB」との関連を考慮しながら、地学の基本的な概念の形成を図るとともに、地学的に探究する方法の習得を通して、科学的な思考力、判断力及び表現力を育成すること。
イ 内容の(3)については、ア及びイの中から1以上の適当な課題を設けて研究を行い、創意ある研究報告書を作成させるとともに、研究を行うに当たっては、仮説の設定、推論、分類、測定、数的処理、データの解釈、資料の活用など、地学的に探究する方法を習得させ、問題解決の能力を育成すること。
その際、解決すべき課題についての情報の検索、分析、結果の集計・処理などに、適宜コンピュータなどを活用させること。
(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。
ア 内容の(1)のアの(ア)については、地球の誕生を中心に扱い、太陽系の起源及び生命の起源にも触れること。(イ)については、大陸移動説から海洋底拡大説、プレートテクトニクス説へと発展した過程も扱うこと。イの(ア)については、重力異常及び地磁気の変化にも触れること。(イ)については、偏西風波動を中心に地上の天気と関連させて扱うこと。ウの(ア)については、日本列島の地球上における地学的特徴を扱うこと。
イ 内容の(2)のアの(ア)については、恒星や星間ガスの空間分布並びに銀河系の構造と大きさに触れる程度にとどめること。イの(ア)については、銀河の形状と種類、距離と分布を中心に扱う程度にとどめること。
ウ 内容の(3)については、内容の(1)、(2)及び「地学IB」と関連させて扱うこと。アについては、地学的な事象に関する発展的、継続的な観察、実験を行うこと。イについては、自然環境に関する地学的調査を行うこと。